【オーナー解説】XR250バハ(BAJA)は買いか?特徴、購入時の注意点などオーナーが徹底解説!

XR250バハは買いか? MOTOR CYCLE

XR250バハの購入を考えているけど、今ひとつ購入すべきか悩んでいるという方は多いのはないのでしょうか?また、マイナー車種ということもあり情報が少ない現状もございます。

そこでオーナーである筆者がバハについて詳しく解説させていただきます。ぜひ購入を検討されている方は参考にしていただけたらと思いますので最後までチェックしてみてください。

この記事で分かること
・バハとはどういうバイクか
・中古相場、購入時の注意点
・バハは買うべきか

XR250バハの概要

まずはそもそもXR250バハってどんなバイクなんだ?という方もいるかと思います。以下ではバハの概要、スペックについて解説いたします。

バハとはどういうバイクか

写真はBAJA1000に出場するライダー
こちらのサイトより引用

ホンダXRBAJA(バハ)は空冷4サイクルOHC(SOHC)単気筒の250ccエンジンを搭載したオフロードバイク。

1967年から開催されているBAJA1000というパリダカに並ぶ過酷なラリーに出場するバイクの特徴(大型ヘッドライト)をイメージした車両なのでBAJA(バハ)という名称が与えられています。

XR250とは兄弟車種となり、特徴的なデュアルライト、タンク容量などツーリング向きな味付けとなっている車両です。

また、バハには2世代あり、XLRシリーズと本記事でのXRシリーズがございます。

XRシリーズ以外にもDIO、モンキーなどでもデュアルライトを装備したバハと名称がつく車両が存在しています。

バハのスペック

詳細スペックについてはサクッと記載させていただきます。

全体的に落ち着いたスペックとなっています。

詳細スペックはBikeBrosにてご確認いただけます。

型式MD30
全長(mm)2140
全幅(mm)820
全高(mm)1225
車両重量(kg)130
燃費(km/L)38
排気量(cc)249
最高出力(ps)28
最大トルク(kgf・m)2.6
BikeBrosより引用

バハの特徴と走行性能

次はバハの特徴、乗り心地について解説させていただきます。

大型ヘッドライト

先述した通り、バハといえばこちらの大型ヘッドライトが一番の特徴かと感じます。

ただし純正のバルブはPH8(原付に多い)というサイズのバルブが装着されていますので、見掛け倒しの明るさとなっています・・・。

この問題の解決策として社外のLEDバルブへの交換をお勧めします。バルブを交換するだけで夜間の林道でも安心して走行できる明るさを手に入れられます。

オフロードでの走行性能

XRと共通のエンジンを積んでおり、マイルドな乗り心地となっています。

ピーキーとは程遠い印象を受けますが、決してモッサリしているわけではなく、中低速でも粘り強さを発揮します。

その為、攻めた走りはあまり得意ではないですが、ロングツーリングもこなせるバランスの良いスペックとなっています。

乗り心地とは直接関係ないですが、セルスターターと大型ヘッドライトのおかげで多少過酷な道でも安心できます!

オンロードでの走行性能

オフロードバイク全般に言えることですが、車体重量が軽く、車高が高い為、ヒラヒラ走ることができます。

28馬力もあれば一般道では十分なパワーはあると思います。

また、高速道路では90kmまでは快適に走行できますが、100kmを超えた辺りからかなり頑張っている感が出てきます・・・。

ただ、ハードなオフロードバイクと比べ、多少シートの幅が広いので長時間乗っていてもお尻が痛くなりずらい印象です。(お尻が痛くなるとかなりキツイですからね笑)

中古相場と購入時の注意点

当たり前ですが絶版車となるので購入する際は中古車両のみとなります。2023年11月時点でのショップ、ヤフオクでの相場を調査いたしました。

中古相場

【ショップ】

平均価格44.8万円

【ヤフオク】

平均価格30万円

やはりショップで購入するよりヤフオクなどの個人売買の方が安い傾向がございます。

中古購入時の注意点

  • 純正部品が手に入らない

生産終了してから10年以上経つ車両なのでやはり購入時での注意点は必要になってきます。

私自身細かい故障で純正部品が必要になった際、部品が販売終了している点でかなり困りました。

ただ、基本的な消耗品などは社外パーツで流用することが可能です。

しかし、ヘッドライトステーなどの専用パーツはヤフオクなどで中古品を探す必要があります。

  • 状態の悪い車両が多く、球数が少ない

11月時点でヤフオクに出品されている台数は全国で4台のみとなっています。

また、オフロード走行で使用されているケースが多いので特に外装面は決して綺麗な状態ではない個体が多いです。

以上が個人的に中古で購入する際に気を付ける必要があるかと感じています。

ただ、ベースはXRですので、基本的な整備さえされていれば、そこまで神経質に品定めする必要はないかと思います。

改めてバハは買いと言えるか

結論として十分買いと言えます。

そこで改めてバハを購入して感じた良い点、悪い点を紹介いたします。

バハの良い点

  1. 特徴的な見た目
    やはりデュアルライトはかなり特徴的と言えます。むしろバハを選ぶ人はほぼこのライトを魅力に購入されていると言ってもいいのでは?
  2. XRシリーズの長所でもあるマイルドなエンジン
    先述させていただきましたが、決して速いわけではないですが、乗りやすく長距離でも疲れずらいのがメリットだと言えます。
  3. とにかく頑丈
    XRシリーズ全般に言えますが、とにかく頑丈です。
    林道でいくら転かしても、荒く扱ってもすんなりエンジンがかかり、無事に乗って帰ることができます。
  4. 初期型以降はタンク容量が14ℓになる
    私の車両は9.7ℓのタンクとなっていますが、次のモデルからは14ℓとなります。オフロードバイクだと基本的にタンクが小さいので給油をマメに行う必要がございますが、大型タンクのおかげでツーリングでの不安も少なくなります。

バハの悪い点

  1. 整備性が悪い
    90年代の車両となり、環境用の装置や電子部品も多少装備されている影響で、エンジン周りがギチギチな状態になっています。その為キャブレターを外すのも一苦労といった感じです。
  2. 特徴的なヘッドライトが壊れると大変なことに
    チャームポイントでもあるヘッドライトですが、転けて歪んだ際はヘッドライトステーを交換する必要も出てくる可能性がございます。
    もちろん新品部品は無い状況です。ヤフオクが頼みの綱ですが数も少なく、ステーのみで2万円ほどで取引されています。かなり財布に痛いです。
  3. カスタムパーツの選択肢がほぼ無い
    古い車両かつマイナー車両ということもあり、カスタムパーツはほぼ無いです。
    カスタムの候補としてはマフラーなどが当たるかと思いますが、選択肢は1〜2社くらいといった感じです・・・。

まとめ

ここまでバハについて沢山紹介いたしましたが、総じて良いバイクと言えます。

現在も所有しており、たまに林道ツーリングにも愛用しております。

ぜひ、購入に迷っていましたらオススメできる一台と言えます。

この記事を書いた人

新卒から自動車業界一筋。自動車を愛し、愛された男。
キャンプに興味を持ちキャンプギアを集めるが、勇気が出ず一度も行ったことがない"丘キャンパー"の一面も持つ。

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